ホン怖

これは昔私が経験したこと。

何回か書いてますけどここにも置いておこうと思う。

某所から一部修正して転記

三回にわけて連載していたけどまとめて転記 管理人はバイクが好きなのでそれが前提になってます。

第壱回

バイクが好きなのは自己紹介にある通り。

好きすぎてバイク店で働いてました。
その時の話。

昔の話で30年以上前の事

当時は高校生に対して3無い運動というのがありました。免許取らせない。バイクに乗らせない。バイクを買わせない。ってやつ。そんな運動があったもので当時の高校生は我慢して卒業を待っていたものです。

ある年の春の事
高校卒業した男性が店に訪れました。就職も決まっていて働いています。高校生時代にバイトでためたお金を握りしめて足りない分は親に借りたのかローンを組んだのかは覚えていませんがその免許取りたての若者はとにかく当時人気のバイクを買っていきました。

メーカーから出荷されたバイクを当時店の新人が整備して納車しました。
出荷時に1000k点検においで。オイルも替えないとならないから。なんて言って納車しました。

通常ウキウキするので1月程度で1000kMほど走るのですが忙しく働いていたようで店には顔を見せませんでした。

2カ月程たって親御さんから電話が来ました。
 「バイクを引き取りに行ってほしい」
こちらとしてはトラブルか転倒かなんて心配するわけでお話を詳しく営業が聞きました。

親御さんの話では 亡くなってしまった。との事で 細い峠道で倒れているのが見つかったそうです。走行中に転んだ感じじゃなかったようですがバイクも横になっていて 本人は少し離れた場所に倒れていたそうです。特に外傷もなく検死の結果は心不全

それで現地に放置されているバイクを引き上げてきてほしいとの依頼
それはもう大変気落ちしていました。

店メンバーが片道2時間ほどかけて取りに行きました。
引き揚げてきたバイクはほとんど傷もなく横にはなっていたのでステップ先のカバーを変えれば新車同様といった具合でした。

営業が親御さんと打ち合わせしたところ車両は買い取りとなりました。
買った以上は店に中古車として並ぶわけです。
人気車種のほとんど走っていない新車同様の中古車が格安で
スグ売れました。

買ったのはやはり若い人

つづく、、、、、、

 

第弐回

続き

セカンドオーナーも若い人でした。

整備は今度は私が担当
ステップの先端とグリップの端部を交換。いずれも幾らもしない安価な部品です。交換しなくてもいいレベルでしたがやはり次のオーナーさんには気持ちよく乗ってほしいと思い、店としても交換しましょうという判断

確か記憶では700KMほどの走行距離だったと記憶しています。
各部点検しオイルも交換。
無事納車となりました。

中古車という事もあり初回点検程度の点検整備は行っていますので次回は4000Kmほどで来店かなと思っていました。

2カ月ほどたったある日の事
例のオートバイのオーナーさんのご家族から電話がありました。
オートバイを取りに行ってほしい。

店で電話対応した人物が詳しく話を聞いたところ ツーリング先にバイクが放置してあるので引き取りに行ってくれとの事。

そのご家族の方が言うには 亡くなりました。と言うんです。 お話を聞くと前回同様のようで、峠道で倒れているのが見つかったそうです。走行中に転んだ感じじゃないのも同様でした。バイクも横になっていたのまで同じです。 本人は少し離れた場所に倒れていたそうです。特に外傷もなく検死の結果はやはり心不全

それで現地に放置されているバイクを引き上げてきてほしいと同じように依頼

今回は私が取りに行きました。店の責任者がイヤな感じだから営業一人出すから二人で行ってきてくれと言います。くれぐれもスピード出さずに少しくらい遅くなってもいいから安全に。店は開店したらすぐ行っていいから。と、、、やはり片道2時間ほどかけて取りに行きました。
最初の場所からそんなに離れていないところでした。

路肩に放置されているオートバイ。発見当時の関係者の誰かが起こしておいてくれたのでしょう。
預かった鍵でハンドルロックを外しトラックに積も込み帰りました。

やはりほぼ無傷でした。

引き上げ完了の連絡をしました。営業がご家族と打ち合わせしたところ車両は買い取りとなりました。それはそうです。ご家族からしたらオートバイだけ残ってもどうにもできないですから。

やはり買った以上は売らないわけにもいかず店に中古車として並ぶわけです。
人気車種のほとんど走っていない新車同様の中古車が格安で
前回は売れるまで1週間とかかりませんでした。今回もあっという間に売れました。

三人目のオーナーも若い人です。なんせ人気の車種ですから

つづく、、、、、、

第参回目

続き

三人目オーナーも若い人。
営業も積極的には売らないのですが 買ったお客さんは展示場を一目見まわしほとんど一直線にそのバイクのところに行きほぼ即決状態だったそうです。

今回も整備は私が担当
重整備のない点検程度で出荷できる車両は店の若手がやるのがセオリーです。 しかしその若手が怖がってしまい絶対触りたくない。と強く主張するものでしかたなく私が整備しました。

登録も済み無事納車
三回目は納車に持っていったと記憶しています。お客さんは20代前半の若者。住んでるアパートに持っていったと記憶してます。

しかし2度あることは3度あるのです。
全く同じです。
やはり2カ月ほどたっていました。まだまだ暑い日が続いていましたが、もう秋の入り口といっていい季節になっていました。
例のオートバイのオーナーさんのご家族から電話がありました。
オートバイを取りに行ってほしい。

現地に放置されているバイクを引き上げてきたものの、店のメンバーもどうしたらいいのかわかりません。買わざるを得ないのです。買い取り出来ませんとは言えないのです。

ほぼ無傷の人気のオートバイ

並べれば絶対に売れる。しかし、、、、

結局 業販にだしました。 業販とは他のバイク店に売るのです。業者価格ですが。お互い様の保有している中古車を融通しあう制度です。

これでこの話は決着しました。
店からこの車両は離れていったのです。欲しいという店に

何か出たとかではありません。
単なる偶然なんだと思います。
しかし半年の間に3人の若者が亡くなりました。全員心不全で。

かなり前の話ですがこのころのバイクはまだまだ現役で走っています。さすがのクオリティのジャパンメイド。

ネットや中古車情報、リアルでも この車両と同型を見かけるとこの時の事を思い出します。

今でも走っているんでしょうか? 、、、、

 

 

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